アリナミン製薬のサイトで「ショートスリーパーとは?睡眠時間や健康への影響、睡眠障害などとの違いを解説」を監修しました。

【要約】

本当のショートスリーパーは、睡眠時間が6時間未満でも目覚ましなしで自然に目覚め、日中、ほとんど眠気を感じず、昼寝やうたた寝をすることがない「生まれつきの体質」とされており、ある特定の遺伝子が関わっているとされ、10万人に約4人程度とされています。仕事や勉強といった社会的事情で、頑張って睡眠時間を短くすると、眠気でぼーっとした状態に次第に体が慣れてしまい、寝不足によるパフォーマンスの低下(40%近く低下するとされています)を実感しにくくなると報告されています。厚生労働省が行っている令和元年の「国民健康・栄養調査」の報告では、睡眠時間6時間未満の方が男性では37.5%、女性は40.6%も占めており、この日本人の睡眠不足が、日本の労働生産性の低下の原因の一つとされています。幼少期・青年期の睡眠不足が、脳の発育に悪影響を及ぼし、うつ状態や発達障害のリスクを高め、長年に渡る睡眠不足が認知症のリスクを高めているという報告もあります。

青山・表参道睡眠ストレスクリニック